2018年7月17日 (火)

ウラギンシジミ

何の目印だったのか、地面に打ち込まれたまま風化した樹脂製の杭の上にウラギンシジミがとまっていました。
見るとひび割れたプラスチックの間に口吻を滑り込ませています。長雨の後で周囲の地面も程よく湿っていましたが、何度か飛び立ってはその都度この杭の上に戻ってくるのは、何か好みの成分でも染み出していたのでしょうか。

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(2018.07.11・明石公園)


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2018年7月15日 (日)

クロヤマアリを捕えたアズチグモ幼体

アベマキの葉の先から黒いアリがぶら下がっています。

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やはりクモの仕業でした。

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アズチグモの幼体だと思います。アリはクロヤマアリですね。

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頭の付け根あたりにしっかり噛みついています。アリさんも、やはりここが急所なんでしょうか。

(2018.07.11・明石公園)

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2018年6月22日 (金)

タマツツハムシ?(改題)

* 2018.07.17・追記と訂正 *

当初名前が分からずタイトルも「不明ハムシ」としていたのですが、Alticaさんから「タマツツハムシ属Adiscusの一種かと思います。♀では背面が全体黒色となるタマツツハムシA. lewisiiが本州・四国・九州に分布していますが、体長は2.2-2.8とかなり小さいので、該当しません。」とのコメントをいただきました。その種名で検索するとお馴染みのそらさんのところをはじめ多数の画像が見つかりましたが、下の画像との違いがほとんど確認できません。どうやら体長を4.4mmくらいとしていたのが私の記録ミスではないかと思えてきましたので、一応疑問符付きでタイトルを「タマツツハムシ」に変更しました。

アベマキの葉裏にいたハムシですが、名前が分かりません。
ツツハムシの仲間だろうと思っていつもの保育社の甲虫図鑑やネット画像で合いそうなものを探しているのですが、ぴったりくるものが見つかりません。ひょっとして、ハムシ科ではないんでしょうか。体長は4.4mmくらいです。

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(2018.06.13・明石公園)

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2018年6月21日 (木)

キマダラカメムシ幼虫

桜の葉裏のキマダラカメムシ幼虫です。

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12個の卵塊のうち孵化しているのは3個だけで、この3匹の幼虫たちは生まれて間もないと思うのですが、それにしては少し大きすぎるような気もします。
卵塊の傍らにタマゴクロバチらしき姿が見えますが、すぐに逃げてしまい、確認できませんでした。

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なかなか派手な柄ですね。もっと大きくなった幼虫はこちら、成虫はこちらに出しています。

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幼虫の出た後の卵殻には、クサギカメムシのと同じような破砕器が見えます。まだ孵化していない9個はすでに寄生卵を産みこまれているのかも知れません。

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別の葉についていた卵塊です。12個というのは、この種が一度に産卵する定数のようです。

(2018.06.13・明石公園)



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2018年6月17日 (日)

ヨツボシテントウの幼虫

アベマキの葉裏にヨツボシテントウの幼虫がいました。平べったい体で、アブラムシの脚に噛みついてそこから体液を吸うという面白い捕食習性を持った虫です(こちらの記事)。

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アブラムシを捕えているようですが、口元までは見えません。

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周囲を歩き回っていたアリはトビイロケアリと思われますが、以前に見た時と同じように、攻撃する様子は全く見せません。

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別の葉では脱皮中の幼虫がいました。上に載っているのは脱皮前の食事の残骸でしょうか。

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ここでもアリがうろついていましたが、ヨツボシテントウ幼虫と死んだアブラムシ、そのどちらに惹きつけられるんでしょう。

(2018.06.13・明石公園)

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2018年6月15日 (金)

ハラアシワムシの一種(Gastropus sp.)

これはハラアシワムシ属 Gastropus の一種だと思います。以前に掲載したミドリワムシ属 Ascomorpha と同じハラアシワムシ科の仲間ですが、ミドリワムシと違って足があります。

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体長は250μmくらい。かなりゆっくりと泳ぎます。

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柔らかそうな体です。

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短い足の先に1対の趾(あしゆび)があります。

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頭部の繊毛環を拡げています。

動画です。


(2018.05.04・神戸市西区の溜め池にて採集)

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2018年6月14日 (木)

サラサリンガ

アベマキの葉裏で久しぶりに見たサラサリンガです。すぐそばに鱗粉で覆われた卵塊があって、おそらくこの個体が産み付けたものと思われます。
近所の公園などでこの蛾をたくさん見かけたのは9年前の6月のことで、それ以来あまり見ることがありませんでした。この日見つけたのはこの1匹だけだったので、今年が特に多い年というわけでもなさそうです。

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孵化した幼虫は冬が近づくと食樹の幹に巣を作って集団で越冬し、翌年新葉が伸びる頃に再び巣から出て来るそうです。
この公園でも8年前の2月末に、アベマキの幹に造られた巣から這い出した幼虫たちが行列を作って梢へ移動していくのを目撃しています(こちらの記事)。

(2018.06.13・明石公園)

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2018年6月11日 (月)

アメーバ

ご存知アメーバです。
普通種のアメーバ・プロテウス Amoeba proteus (オオアメーバ)だろうと思いますが、違っているかも知れません。下の4枚はすべて同じ細胞を同じ倍率で撮っています。まっとうなアメーバらしく不定形ですが、長く伸びた時には0.5mmを超えています。

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動画です。

まず最初は、カバーグラスの下に閉じ込められて石のように固まっていたアメーバがしばらくして仮足を出し始める様子です。

これは普通に移動中。上と同じ細胞です。

これは上とは別の細胞ですが、撮影中視野を明るくすると動きを止め、暗くするとまた動き出すことに気付きました。2倍速で撮っています。


(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年6月 4日 (月)

チューリップヒゲナガアブラムシ?

ハリエンジュ(ニセアカシア)の葉で以前に見たタマバチのゴールを探していると、葉裏にアブラムシがついていました。母虫と生まれたばかりと思われる幼虫たちです。
図鑑やネット画像に当たってみるた結果多食性のチューリップヒゲナガアブラムシ Macrosiphum euphorbiae と見当をつけましたが、確かではありません。

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脚が長く体色に透明感があって、なかなか奇麗なアブラムシです。

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雌成虫の体長は約3mm。

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有翅型もいました。

(2018.05.25 明石公園)

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2018年6月 3日 (日)

アニソネマ(Anisonema sp.)

これはアニソネマ Anisonema の一種だと思います。
平べったい楕円形の細胞に、長短2本の鞭毛を持った鞭毛虫です。短い方は前方に伸ばして常に振り動かし、長い方は後方に引きずっています(後曳鞭毛と呼ぶそうです)。
ミドリムシの仲間ですが、細胞は固くてほとんど変形しないようです。

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(2018.05.04・神戸市西区の溜め池で採集)

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2018年6月 1日 (金)

ホソハネコバチ科の一種・雌雄

アベマキの葉裏で見つけたホソハネコバチ科の一種です。
これと同じ種は過去に2度いずれも6月に(2012.06.052017.06.16)撮影していて、ちょうど今頃が活動期なのでしょう。
これまでは1個体づつしか見つけられなかったのですが、今回は同じアベマキの木で雄らしきものを含め多数の個体が見つかりました。また少し離れた別のアベマキでも複数個体を見かけたので、この植物に何らかの関係を持っているのではないかと想像しています。
ホソハネコバチ科はすべて卵寄生とのことなので、ハチを見つけたアベマキの葉や枝を探してみましたが、寄主になりそうな卵は見つけられませんでした。
唯一、ヒメグンバイの産卵痕が母虫とともにあちこちの葉裏に残っていましたが、以前ナシグンバイの卵に産卵するのを見た別種のホソハネコバチの体長は0.4mm足らずしかなかったことを考えれば、体長約1.3mmのこのハチの寄主になるにはヒメグンバイの卵は小さすぎる気がします。

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見つけた個体の多くはこのように体の下に触角をたくしこんだ休息姿勢をとっていましたが、冬ではないので僅かな刺激でもすぐに目を覚まして歩き出したり飛んで行ったりするので、たくさんいた割には満足な写真はあまり撮れませんでした。

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これは別の葉にいた個体です。

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これもまた別個体。

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これも別の雌ですが、顔面上部を水平に走る溝が見えます。

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これは同種の雄と思われます。体長は雌とほぼ同じですが、その体長を超える糸状の触角を持ち、翅も雌より長いようです。

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別個体です。

(2018.05.25・明石公園)

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2018年5月30日 (水)

トリコディナの一種

ヒゲナガケンミジンコの一種についていたトリコディナ Trichodina sp.です。
トリコディナは寄生性の繊毛虫で、金魚などの観賞魚にトリコディナ症という病気を引き起こすのもこの仲間だそうです。
8年前にも同じものを掲載していますが、今回は動画も撮っておきました。機材が変わっているので、写真のうつりも少し良くなっていると思います。

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寄主のヒゲナガケンミジンコです。カバーガラスで押さえて動けなくしているのですが、先に動画を撮っている間にたくさんついていたトリコディナはほとんど寄主から離れてしまいました。

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画面左に、ケンミジンコの体表に付着したトリコディナが見えますが、一緒にカバーグラスに押し付けられて変形しているようです。。右のほうに集まっている多数の緑色の米粒状物体も体表に寄生している生物だと思いますが、何の仲間かわかりません。

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寄主を離れたトリコディナは、水の層の底、つまりスライドガラスの上面か、天井、つまりカバーガラスの下面に接してゆっくり回転しています。ケンミジンコの体はかなりの厚みがあり、底に沈んでしまったものは高倍率の観察には具合が悪いので、カバーガラス下面まで上がってきたものを撮影しています。

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これは上面にピントを合わせたものですが、こちらが細胞の後端部になるようです。環状に並んだ鈎状の構造(scopula)が見えますが、これを使って他の生物に付着して寄生(または共生)するということです(月井雄二「淡水微生物図鑑」)。

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同じ細胞の下面、つまり前端部にピントを移動させています。円いのは収縮胞で、次の動画ではそれが現れたり消えたりする様子が見られます。その隣に細長い裂目のように見えているのが口でしょうか。

動画です。


(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月29日 (火)

ハリブトシリアゲアリ

アラカシの幹で、昆虫の脚に集まっていたハリブトシリアゲアリです。
脚はヤマトゴキブリのもののようでが、その脚に噛みついている連中とは別に、その周りで互いに舐め合うような行動をしているアリもたくさんいます。大雑把な印象ですが、このアリは多種に比べてこういうグルーミングのような行動を頻繁に見かける気がします。

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(2018.05.25・明石公園)

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2018年5月28日 (月)

コエラストルムの一種

緑藻類のコエラストルムの一種です。この仲間は8、16、32個の細胞からなる群体を作るそうですが、この写真の例では細胞数は32のようです。さらにその群体が20個近く集まっています。
4年前に出したものも32細胞の群体ですが、今回のものよりかなり大型です。「水中微生物図鑑」に当たってみるとCoelastrum pulchrum(旧称 C.cambricum) という種に該当しそうですが、2年前にもその種ではないかと思われるものを掲載していて、今回のものに比べて群体がひとまわり小型です。ただし2年前のものは細胞数がおそらく16個なので、小さいのはそのせいでしょう。どちらも Coelastrum pulchrum なのかも知れませんが、少々怪しそうです。

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(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月27日 (日)

ボタンヅルグンバイ

夕食の準備をしていた妻がちょっと来いと言うので行ってみると、俎板の上をグンバイムシが一匹歩いていました。ヒメグンバイあたりだろうと思いながら念のためルーペを取ってきて覗いてみると、どうやら初めて見る種です。写真を撮るにも俎板の上では格好がつかないので、こいつが付いていたというレタスの葉っぱと一緒に容器に入れてしばらくしてから見に行くと、おとなしく口吻を刺して吸っていました。
日本原色カメムシ図鑑・第3巻で調べてみると、ボタンヅルグンバイ Cysteochila vota で良さそうです。ヤブガシラグンバイ C. consueta と同属で、確かにちょっと似ています。頭端から翅端まで約3.8mmです。
“ボタンヅルに寄生するといわれるが、タデ類から見つかったこともある”とのことですが、レタスについていたのは偶然でしょうか。袋のラベルには長野県産とありました。

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(2018.05.22・自宅にて)

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2018年5月26日 (土)

ネプチューンヒルガタワムシ

このワムシを眺めているとその昔、写真好きのお父さんなどが大概持っていた8段とか10段の小型三脚を思い出します。使うときは脚の先を引っ張ってカチャカチャと伸ばす奴ですが、このネプチューンヒルガタワムシ Rotaria neptunia の脚はちょうどあんな風に伸び縮みするのです。

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脚を縮めている時は体長0.5mmくらいです。

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繊毛冠を拡げて泳ぐ際も足はあまり伸ばしません。

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少し伸ばしたところ。

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これで目一杯ではないはずですが、視野からはみ出てしまいました。体長が3倍ほどにもなります。どんな構造になっているんでしょうね。

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しばらくすると徐々に不活発になり、やがて頭も脚もひっこめて動かなくなってしまいました。

動画です。



(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月25日 (金)

フタヅノクンショウモ

32個の細胞からなるフタヅノクンショウモ Pediastrum duplex です。

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以前出したものに比べて細胞が細身でその分大きく隙間が空いています。この種にはいくつもの変種が知られているそうなので、これは多分別の変種なのでしょう。環境による形態の変化もあるそうです。

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こちらの群体は、あちこちに何やら円いものをくっつけています。それらが接している細胞は細胞質が抜け始めているように見えるので、この円いものが遊走子を包んだ嚢(やがて娘群体になる)ではなかと思うんですが、それにしては小さ過ぎるような気もします。
1、2枚目とも、以前掲載したビワクンショウモと同様、周辺の細胞の突起から細い毛束のようなものが伸びているのが確認できます。

(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月23日 (水)

サメハダクンショウモ?

群体の直径が50μmほどの、小さなクンショウモです。
外側の細胞に角状突起が二つ、細胞間に隙間がなく、表面が多くの顆粒で覆われる(月井雄二著・淡水微生物図鑑)などの特徴からサメハダクンショウモ Pediastrum boryanum ではないかと思いますが、他にも同様の特徴を持つ種があるのかも知れません。

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この群体は細胞数が16個ですが、8、32、まれには64、128個の群体も出現するそうです。

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ピントを細胞表面に合わせると、細かな粒々で覆われていることが分かります。

(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)


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2018年5月22日 (火)

ホソヒメカタゾウムシ?

コケの間を歩いていた小さなゾウムシです。
クチブトゾウムシの仲間だろうと見当をつけて保育社の甲虫図鑑に当たってみると、ホソヒメカタゾウムシ Asphalmus japonicus というのが似ています。体長(写真の個体は約3.8mm)もほぼ合っているし、「落ち葉中からとれる」という説明とも矛盾しません。
ただしあまりよく調べられていない仲間のようで、「調査が進むと多数の種に区分される可能性がある」ともあります。とりあえず表題には疑問符付きでこの種名を出しておきます。

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(218.04.30・学が丘北公園)

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2018年5月21日 (月)

コキノコゴミムシ

何度も撮った憶えのある小型のゴミムシですが、いつも撮りっぱなしでろくに整理もしていないので以前撮ったのが本当に同じ種なのかどうか、すぐには調べることができません。少なくとも当ブログでは初登場です。
体長約10mmのコキノコゴミムシ Coptodera japonica です。積み上げられた伐採木の間から出てきましたが、何枚か撮影しているうちに再び幹の間に逃げ込んでしまいました。

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(2018.04.30・学が丘北公園)

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